こだわり

生チョコレート専門としての
向き合い方

京都生ショコラは、生チョコレートを専門に扱う店として、味わいの軸をぶらさないことを大切にしています。種類を増やすことよりも、一粒ごとの完成度を高めることを優先し、甘さや口どけ、香りの広がりまで丁寧に整えています。流行や派手さに頼らず、静かに向き合う姿勢そのものが、味に表れると考えています。
時間をかけて積み重ねてきた感覚を、変えずに守り続けています。

シンプルな仕立て

素材の味を感じていただくため、必要以上に手を加えない仕立てを心がけています。甘さを強めすぎず、後味が重く残らないように調整し、生チョコレートそのものの質感を大切にしています。口に運んだ瞬間だけでなく、食べ終えたあとの余韻までを含めて、一つの味わいと考えています。
余計なものを省くことで、自然な美味しさが引き立つと考えています。

京町家という空間

京都生ショコラは、京町家を改装した空間で営業しています。音楽を流さず、風や木の葉の音が自然に届く静かな環境の中で、生チョコレートと向き合っていただけます。慌ただしさから少し距離を置き、ゆっくりと味わうための時間も、こだわりの一部です。
その場に身を置くだけで、気持ちが整っていくような空間を目指しています。

贈り物としてのかたち

生チョコレートは、一粒ずつ仕切った保冷箱に詰めてお届けしています。それぞれの風味が混ざらないよう配慮し、最後まで美味しく召し上がっていただける状態を保ちます。箱は京都で手作りしたものを使用し、和紙と草紐で仕上げることで、贈り物としての佇まいも大切にしています。
受け取った方が箱を開ける瞬間までを想像しながら仕立てています。

小さな店として

京都生ショコラは、夫婦二人で切り盛りしている小さな店です。多くを語りすぎず、特別な演出を加えることもありませんが、その分、日々の仕込みや店の空気にきちんと向き合っています。長く続けてきたからこそ生まれる安定感と、変わらない姿勢を大切にしています。
目の届く範囲で、一つひとつを確かめながら続けています。

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